こんにちは。
株式会社一元情報 田中誠です。
4月から新社会人としてIT業界に入る皆さんにとって、これからの社会人生活は、これまで以上に変化の大きい時代になると思います。
特に大きな変化の一つが、生成AIをはじめとするAI技術の急速な進化です。
「AIがあるなら、プログラミングを勉強する必要はないのでは?」
そう考える人もいるかもしれません。
私は、むしろAI時代だからこそ、ITの基礎を身につけることが重要になると考えています。
AIに仕事を奪われるのではなく、AIを使える人になる
これからのITエンジニアに必要なのは、AIと競争することではありません。
AIを使って、自分の仕事の質とスピードを高めることです。
例えば、プログラムを書くときにAIを利用すれば、コードの作成や修正を効率化できます。
しかし、AIが作ったコードが本当に正しいのか、なぜそのコードが必要なのかを判断するためには、プログラミングやシステム開発の基礎知識が必要です。
AIを使う能力と、ITそのものを理解する能力。この両方が重要です。
最初の数年間は「基礎」を大切にしてほしい
新社会人の皆さんには、最初から難しいAI技術だけを追いかけるのではなく、まずITエンジニアとしての基礎を大切にしてほしいと思います。
例えば、
- プログラミングの基本
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
- システム開発の流れ
- Gitなどの開発ツール
- チームで仕事をするためのコミュニケーション
こうした基礎は、AIが進化しても無駄にはなりません。
むしろ、AIを使いこなすための土台になります。
「分からない」を恐れない
新入社員の頃は、分からないことがたくさんあります。
先輩に質問することも大切ですし、自分で調べることも大切です。
現在はAIに質問すれば、以前よりも簡単に答えを得られるようになりました。
だからこそ、私は新社会人の皆さんに、
「答えをもらう」だけではなく、「なぜそうなるのか」を考えてほしい
と思っています。
AIに質問して答えを得たら、その答えをそのまま使うのではなく、
「なぜこの方法なのか」
「他の方法はないのか」
「このコードにはどんな問題があるのか」
と一歩踏み込んで考えてみてください。
その習慣が、数年後に大きな差になります。
技術だけではなく、人とのコミュニケーションも大切
ITエンジニアというと、パソコンに向かってプログラムを書く仕事というイメージがあるかもしれません。
しかし、実際のシステム開発では、多くの人と一緒に仕事をします。
お客様の要望を聞く。
チームメンバーと相談する。
分からないことを質問する。
自分の考えを相手に説明する。
これらはAIだけでは簡単に代替できない、人間だからこそできる重要な仕事です。
技術力とコミュニケーション能力の両方を伸ばしてください。
10年後を考えて仕事をしてほしい
新社会人の皆さんに、もう一つ伝えたいことがあります。
最初の会社や最初の仕事だけで、自分のキャリアが決まるわけではありません。
1年目は分からなくても、3年、5年と経験を積むことで、自分が得意な分野が見えてきます。
プログラミングが得意な人。
お客様とのコミュニケーションが得意な人。
プロジェクトをまとめることが得意な人。
AIやデータ分析が得意な人。
大切なのは、日々の仕事を通じて「自分は何ができる人なのか」を少しずつ作っていくことです。
最後に
AIによってIT業界は大きく変わります。
今から10年後、現在存在していない仕事や技術が当たり前になっているかもしれません。
だからこそ、新社会人の皆さんには、特定の技術だけに依存するのではなく、新しい技術を学び続ける力を身につけてほしいと思います。
分からないことを恐れず、AIも積極的に使いながら、自分自身の力も伸ばしていく。
その姿勢があれば、AI時代は決して不安な時代ではありません。
むしろ、若いエンジニアにとっては、これまで以上に大きなチャンスがある時代だと思います。
私自身も会社経営者として、社員が新しい技術を学び、挑戦できる環境を作っていきたいと考えています。
これからIT業界で働く皆さんの成長を応援しています。
株式会社一元情報
代表取締役 田中 誠